「超党派フリースクール等議員連盟夜間中学等義務教育拡充議員連盟合同総会」の折に出された馳試案より多様な普通教育の創出に向けてと「フリースクール全国ネット・多様な学び保障法を実現する会」が要望している「個別学習計画とは同一のレベルで考えられるものだろうか?(下線PDF資料開く)

この両者が提示している「個別学習計画」の中身はそれぞれ違っていて、合致しているとは思えない。


馳試案の「個別学習計画」は「より多様な普通教育の創出」という新たな段階の普通教育のシステムであり、それはもはや不登校や今現在学校との関係で苦しんでいる子どもたちについての話ではない。


馳試案の内実はむしろ経済産業省が『未来の教室』とEdTech研究会で提言されているそのものではないかと思える。(下線PDF資料開く)

つまり、全ての子どもたち(幼児期も含めて)について提言されたものである。

馳試案は、今までの文部科学省で積み上げてきた不登校や子どもと学校についての議論を大きく経済産業省のそれへと舵を切ったという宣言ではないだろうか。

そうでないとしても、もう文部科学省だけでの話ではないと宣言している。

総務省が行っているICTの教育事業、経済産業省の「未来の教室」とEdTech、そして、文部科学省の法律

この3省だけでなく、子どもを取り巻くあらゆる情報を価値(ビッグデータ)として活用する手段がICTとEdTechの中にある。

そういった、未来に向けての大きな教育インフラ教育プラットホームの確立を目指している。


私たちはまずそのことをきちんと捉え、知らなければならない。

馳試案の中に書かれている内容をよく知ること。

学習ログ」や「個に会わせた学び」の内容、「居場所を問わない学び」の内容。
一つ一つの単語の意味していることを知る。そして考える。
想像力を総動員して、何が起こるのかを考える。

まずは、そこから始めてみたいと思う。